ようこそ、情報アクセス技術の莊司研究室へ!
研究テーマについて
莊司研究室では、「人と社会を考慮する情報アクセス技術」について、様々な観点から研究を行っています。「情報検索・推薦」などに代表される、人と情報をつなぐ技術です。
情報アクセス技術分野の目的は、人が何らかの情報が必要になった際に、本当に必要な情報を獲得できるようにすることです。 この目的を達成するために、ありとあらゆる情報系の技術を駆使し、応用するのが、情報アクセス技術の研究です。
具体的な研究トピックとして、
- 情報検索:GoogleのWeb検索に代表されるような、ユーザが入力した情報要求(キーワードなど)に対して、情報を順序付けして提示する技術、
- 情報推薦:Amazonの「おすすめ」やYoutubeの「自動再生」のように、ユーザの明示的な入力なしで関連情報を提示する技術、
- 情報デザインとナビゲーション:AIによる要約などの、人が目にした情報を、本当に理解して知識化できるように提示する技術
「人や、社会を考慮することによる、より便利な情報アクセスアプリケーション」の研究をしています。
「情報アクセス技術の研究」とひとことで言っても、その中で行われている研究の内容は、大学や研究室ごとにさまざまです。 たとえば、情報検索分野では、情報検索の精度を上げたり、処理速度を早くしたり、 画像や動画を探せるようにする研究など、無数にサブ分野が存在します。
そんな中で、莊司研究室では、ユーザ投稿コンテンツや社会科学的なアルゴリズム、AI技術などを総動員して、より便利な情報アクセス技術を多数開発・公開しています。
情報アクセスに関連するなら、なんでも対象としています。
最近の具体的な研究トピックとしては、
- 人がたくさんのレビューを読まなくてもアイテムの情報を知れるようにする技術や、
- アクセスした情報を忘れなくするための技術、
- 自分が探したいものを柔軟に入力できる検索アルゴリズムや、
- コンピュータの外側にある現実世界の情報アクセスを助ける技術
などについて、幅広く研究しています。
研究の詳細については、Researchのページを参照してください。
データハンドリング技術、AI技術、データマイニング技術、Web技術などを横断的に活用して研究を進めています。
このような研究を進めるうえで重要なアプローチとして、
- ソーシャルメディアやレビューサイトなどの投稿情報を分析し、情報アクセスに活用する、
- 「多様性」や「心理効果」などの、社会や人の性質に関する理論を、情報アクセスアルゴリズムに組み込む、
- ビッグデータのハンドリングや機械学習(AI)を用いて、人間では処理できない規模の情報を処理する
莊司研究室で研究したい方へ
莊司研究室では、以下のような学生の方と一緒に研究をしたいと考えています。基本的には、熱意と興味のある人であれば、誰でも歓迎します。 特に、ウェブ(インターネット)やソーシャルメディア、機械学習、ビッグデータ処理などに興味がある人に向いています。
一方で、この研究室は、行動情報学部の中では、かなり「理工学系っぽい情報学」の研究室です。 そのため、コンピュータとプログラミングが苦手な場合、入ってから苦労する場合や、卒業が難しい場合があります。 配属後の勉強会などでプログラミングを学ぶ機会は十分にありますが、プログラミングが嫌いな人は、避けたほうが無難です。
基本的に、この分野(WebやAI周辺の情報系分野)では、修士をとってから就職することが一般的です。 そのため、研究室配属後の教育・研究スケジュールも、修士進学を前提に組まれています。 修士進学を考えていない(学部4年生で卒業して就職する予定である)学生の方は、避けたほうが無難です。
配属前には、必ず研究室訪問に参加して、進路等について相談したうえで希望するようにしてください。
基本的には、情報アクセス分野での研究に対して熱意と興味のある人であれば、誰でも歓迎します。 バックグラウンドは特に問いませんが、この研究分野では多くの英論文を読んで自分の手法を考えて、 プロトタイプを自分で実装して実験するという行為が不可欠です。 そのため、最低限のコンピュータスキル、プログラミング能力、英語能力がない場合は、編入しても卒業・修了が困難な場合があります。
一般的に、修士への編入時には事前に受け入れ先教員と事前に承認をとることが一般的です。 受験をお考えの方はあらかじめご連絡のうえ、受験してください。
We welcome students who are enthusiastic and passionate about exploring the field of information access technology. To join our lab, advanced computer skills and proficiency in English are essential.
Important Notes:
We are very sorry that...
As our lab is still in its early stages, we are temporarily limiting the number of international students we can accept.
Typically, we find that first-year master's students from abroad benefit from having a few senior local students to collaborate with and support their research and studies.
At this time, we are not accepting new students.
However, if you are deeply interested in joining our lab, feel free to contact us via email to discuss your situation.
For students with prior independent research experience (such as publishing papers at international conferences) we are open to discussing opportunities on a case-by-case basis.
「配属されたけれども、卒業できなくなってしまった!」とならないために・・・
以下のことに注意してください。
この研究室の内的な卒業要件として、
- 学部の卒業要件:1件以上の対外発表(国内の査読なし会議含む)
- 修士の修了要件:1件以上の国際会議または論文誌での発表
この研究室の活動上の条件として、週に3回の全体打ち合わせ(研究発表と論文紹介からなる「研究会」2回、学生主体の「勉強会」1回)が行われます。 それ以外の日に、個別ミーティングやグループミーティング、外部共同研究者を交えてのミーティングを挟みながら、研究を進めています。 そのため、基本的には、ほぼ毎日研究室に来ているような状況になります。 家が極端に遠かったり、あまり研究室に来られない人は、卒業・修了が困難になると思われます。
研究室の特徴
基本的には理工系の研究室らしく毎日研究室に通いながら、研究会や勉強会を通して論文を学会に投稿します。毎日研究室で過ごせるような環境が整っています!
- 1人1台マシンの割り当て
- フリーアドレスのデスクとモニター
- 電子レンジ・冷蔵庫・コーヒーメーカー・調理器具
莊司研究室では、基本的に週に3回の全体ミーティングがあり、それ以外の時間に個別で個別の研究ミーティングをしています。
具体的なスケジュール例として、学部4年生と修士1年生の一週間の過ごし方の例を示します。
莊司研では、日常的にみんなでご飯を食べるイベントを開催しています!
学内でBBQをしたり、研究室でご飯を作って食べたりしています。
年に数回飲み会もしており、歓迎会や、忘年会、新年会などを開催しています!
過去のイベントはNewsの雑談をご覧ください。
国際学会、国内学会、研究室交流イベントなど多くのイベントに参加します。
参考:2025年の学術イベント参加状況- 国内会議 DEIM2025 5件
- 国際会議 MMM2025 1件
- 交流イベント 関西東海DBWS 9件
- 国際会議 iiWAS2025 4件
- 交流イベント IR-Reading 学部生4名
莊司について
メール:lab🐈shoji-lab.jp
(🐈を@に置き換えてください。)
多くの企業、研究室、組織(博物館など)と共同研究をしてきています。
様々な形での共同研究が可能です。
お気軽にお声がけください。