Goedendag!

先日のサッカーW杯で日本対オランダの熱戦を体感し、まだ興奮が冷めやらない金田です。

2026年6月16日から19日にかけてオランダ・アムステルダムで開催された 16th ACM International Conference on Multimedia Retrieval(ICMR2026) において、M2の大江、金田、M1の杉田の3名が研究発表を行いました。

ICMRは、画像・映像・音声・テキストなどのマルチメディアデータに対する検索技術や情報アクセス技術を扱うトップカンファレンスであり、機械学習、情報検索、コンピュータビジョン、生成AIなど幅広い分野の研究者が集まります。

今年は世界各国から多数の論文投稿があり、いずれのトラック・セッションにおいても採択率はおよそ30%程度と報告されており、競争率の高い国際会議となりました。

本研究室からは3件の論文が採択されました。

大江・杉田の研究はICMRのRegular Sessionに採択され、金田の研究は新規性や挑戦的なアイデアを重視する Brave New Ideas (BNI) Session に採択されました。

学会の様子

会場はオランダ・アムステルダムにある KIT Royal Tropical Institute にて開催されました。

写真1

世界中の研究者が集まり、最新の研究成果について活発な議論が行われました。

発表はすべて英語で行われ、質疑応答でも海外研究者との議論が求められます。
発表前は緊張もありましたが、3名とも無事に発表を終えることができました。

以下、発表順に参加者のコメントを紹介します。

金田

写真2 初めての海外渡航であり、また自身にとって2度目の国際会議となりました。これまで目標の一つとしていたトップカンファレンスであるICMRに、自身の研究がBrave New Ideas(BNI)セッションとして採択されたことは本当に嬉しく、大きな励みになりました。

また、「悠路(ゆうろ)」という名前を親から授かったときから、いつかヨーロッパへ行ってみたいという思いを持っていました。今回、研究発表のために初めてヨーロッパの地を訪れることができ、トップカンファレンスでの発表という目標と合わせて、二つの夢が同時に叶った特別な経験となりました。

発表では、LoRAの出力画像やメタデータではなく、内部の重みそのものから特徴を抽出して検索を行うという研究の着眼点や新規性について、多くの方々から興味を持っていただくことができました。質疑応答や研究者との交流を通じて、自身の研究を客観的に見つめ直す貴重な機会にもなりました。

今回の成果は、自分一人の力で得られたものではありません。研究や論文執筆だけでなく、海外での活動に至るまで多方面から支えてくださった莊司先生をはじめ、共著者の皆様には心から感謝しています。

今後は、LoRAの重みからEmbeddingを学習・活用する研究をさらに発展させ、この研究テーマを一つの研究分野として確立できるよう取り組んでいきたいと考えています。そして、さらなるトップカンファレンスで成果を発表できるよう、引き続き研究に励んでいきます。

杉田

写真3 初の国際会議の発表を無事終えられたことを誇らしく思います。マルチメディア系のトップ会議への参加を通して、多様な専門の研究者の方々との深い議論を交わすことができ、非常に貴重な経験を得ることが出来ました。

また、海外への渡航自体も初めての経験で、日本では決して体験できない非日常を楽しむことが出来ました。滞在先のホステルのパブリックビューイングでWorld Cupを観戦したり、アムステルダムの街並みを眺めながらの食事、美術館の鑑賞など、忘れることのない思い出です。

ここまで私を導いてくださった莊司先生には非常に感謝しています。あと先輩も。来年のシンガポールでのICMRに向けて今後もより一層精進します。

大江

写真4

日本国外での開催となる、我々にとって二重の意味で「international」の会議において、初の発表となりました。マルチメディア検索に関する権威ある本会議にて、ファッション情報アクセス技術の研究を発表できたことを大変うれしく思います。

「ファッション」という領域の研究の面白さが、発表やディスカッションを通して伝えられたことが何よりも誇らしいです。このような機会をくださった莊司先生にはたいへん感謝しております。

書誌情報

発表した論文の書誌情報です。

  • Asymmetric Pipeline for Dataset Construction and Situation-aware Generative Outfit Retrieval Leveraging Differences in Task Difficulty, Yuma Oe, Katsumi Tanaka, Yoshiyuki Shoji, Proc. of The 16th ACM International Conference on Multimedia Retrieval (ICMR2026), 2026.

  • Retrieval of LoRA Models based on Layer-Wise Weight Embedding without Metadata, Yuro Kanada, Yuma Oe, Huu-Long Pham, Makoto P. Kato, Hiroaki Ohshima, Sumio Fujita and Yoshiyuki Shoji, Proc. of The 16th ACM International Conference on Multimedia Retrieval (ICMR2026), 2026.

  • Which LoRA Should Be Merged Next? Retrieving an Additional LoRA from a Target Image, Daichi Sugita, Huu-Long Pham, Makoto P. Kato, Hiroaki Ohshima, Sumio Fujita and Yoshiyuki Shoji, Proc. of The 16th ACM International Conference on Multimedia Retrieval (ICMR2026), 2026.

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