明けましておめでとうございます。M1の金田です。

今回は、私が半年間留学生のエド君のチューターとして共に過ごした日常をお届けしたいと思います。

莊司研究室では今年度、ラトビアからの交換留学生 テテリス・エドゥアルズ君(学部3年生) を受け入れました。
私たちの研究室としては初めての交換留学生であり(過去にはアンさんという留学生も在籍していました)、研究室にとっても新しい挑戦となる半年間でした。

みんなで帰国前に食べた焼肉

私はこの留学生受け入れにあたり、研究室からの留学生チューター業務を自ら引き受けました。

というのも、海外の方と英語で話す機会がほとんどなかったこともあり、自分自身の語学学習や異文化理解にもつながると考えたこと、そして車好きのエド君に日本の魅力をたくさん伝えたいと思ったことが理由です。


チューター業務の始まり

チューター業務は、まず「留学生が日本で生活するために必要な手続き」や「どのように接していくか」について、静岡大学留学支援課の方々から講習を受けるところから始まりました。

留学生チューターの手引き


初対面と研究室での歓迎

数日後、事前にメールで連絡を取り合っていたエド君と初対面しました。

初めて撮ったツーショット

彼は日本語が一切話せない状態で来日したと聞き、最初はその大胆さに驚きました。
しかしそれ以上に、彼の吸収力や行動力には終始驚かされることになります。

浜松に到着してすぐ、研究室メンバーと顔合わせを行い、みんなで焼肉ランチへ行きました。 焼肉ランチを一緒に
意外にも箸の使い方がとても上手で、ラトビアでも日本食に触れる機会が多かったそうです。


入国直後の手続きサポート

入国後しばらくは、保険加入や住民票の登録など、市役所での各種手続きが続きました。
スマホの翻訳を片手に、何とか一緒に乗り越えていったのをよく覚えています。

浜松市役所での手続き

浜松市役所ではエヴァンゲリオンとのコラボ展示で初号機が置かれており、お互い興奮しながら写真を撮ったのも印象的でした。

そのほかにも、寮でのネット利用や水道、電気、携帯用SIMなどの手続きを各所で行い、せわしない日々が続きました。

こうした手続きを通じて、普段当たり前に生活している私たちも、実は多くの制度やサービスに支えられているのだと実感する機会にもなりました。

特に印象的だったのは「サインしてください」という場面です。
署名とは何か、大文字で書くべきか、ローマ字か正式なサインか…。
日本ではあまり意識しない部分に戸惑うこともあり、文化の違いを強く感じました。


手続きが終わってからの日々

履修登録なども含め、一通りのサポートが落ち着くまで約1か月ほどかかりました。
そこからは「日本でどこへ行くべきか」「何を食べるべきか」といった話をたくさんするようになりました。

研究室のB4である矢崎君や山口君も積極的にエド君を連れ出してくれ、チューターが常に付き添うことが難しい中で本当に助けられました。


エド君から得たたくさんの学び

チューターという留学生を支援する立場ではあるものの、僕たちもエド君からたくさんの支援や学びを得ることができました。

例えば、研究室M1のメンバーは12月に国際会議での発表が決まっており、その際には英語のプレゼンテーションについてエド君が接客的にアドバイスをしてくれました。

私には、英単語の発音や、話し方、資料内の英語記述について、細かくアドバイスをもらったことを覚えています。

質疑の練習などにも付き合ってもらい、事前にいろんな角度から質問をしてくれたおかげで、当日は自信をもって発表ができたと思います。

富士モータースポーツミュージアムへ

私自身は就活や学会などで忙しく、なかなか遠出はできませんでしたが、今年1月上旬には山口君も加えた3人で、車好きのエド君のために 富士モータースポーツミュージアム へ行きました。

「”静岡”大学に来たなら富士山を見て、さわやかを食べて、車も見に行こう」というプランで決まりました。

富士モータースポーツミュージアムにて

トヨタスープラのエンジンを前に、小さい子どものようにはしゃぐ姿を見て、車好きに国籍は関係ないのだと感じた瞬間でした。


あっという間の帰国

まだまだ語り切れない思い出はたくさんありますが、ラトビア側の講義スケジュールの都合で、1月30日に急遽帰国が決まりました。

帰国に向けた手続き

浜松市役所での帰国手続き

半年後に同じ画角でとってみましたが、日本のおいしいものを食べて少し丸くなった?と二人で笑いました。

帰国準備も慌ただしく進み、気づけばチューター生活は本当にあっという間に終わってしまいました。


出会いがくれたもの

エド君と出会い、英語でコミュニケーションを取ることがここまで楽しいとは思っていませんでした。
また、日本以外の国の景色を見てみたいと思わせてくれる経験にもなりました。

彼は最後に、

“You are my father in Japan.”

と言ってくれ、様々な都市の文化や食べ物を満喫できたと話してくれました。
特に「はま寿司が一番おいしい」と言っていたのは思わず笑ってしまいました。

「次はラトビアで君が来たら、僕がチューターをする」とも言ってくれたので、次はラトビアでの再会を楽しみに、お互い成長していくことを約束しました。 お見送りの最後に 濃密な半年間を本当にありがとうと思います。


以上、金田の留学生チューター業務日記でした。